ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。厄介で分かりにくい都市計画法等の法令上の制限だって、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々理解できて、暗記できる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●法令上の制限の勉強方法

法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。


●法令上の制限1のあらすじ

 東木四兄弟から、廃村『東木の隠れ里』の土地を取得した宅本建太郎は、桃源郷をイメージしたリゾート開発を計画するが、宅本・オーガナイゼーションの重役陣は、そろって反対する。
 それでも、東木の隠れ里開発計画を諦められない建太郎は、司法書士桜咲胡桃、秘書の杏咲琴美ら少数のスタッフと共に、計画を進めることに。だが、都市計画法、国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、宅地造成規制法といった、様々な法規制をクリアしなければならないことが判明。一つ一つ乗り越えながら、計画を進めてゆくが……。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●冒頭部抜粋


 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1

                         大滝七夕

 ※法令上の制限の勉強方法について

 法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
 条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。

 第十六章

「東木の隠れ里リゾート開発プロジェクトですか……」
「そうです。現代版桃源郷ともいうべき、秘境のような廃村をリゾート地にして、たくさんの人を呼び込む計画です。廃村を再生して、地方創生に貢献しようという目的もあります」
 宅本建太郎は、安土光秀副社長ら、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣を前にして、自身にとって人生で初めての開発プロジェクトのプレゼンテーションを行っていた。
 建太郎の背後のスクリーンには、様々なデータが映し出されていた。東木の隠れ里の位置や交通の便、周辺の環境や気候等が、見やすくまとめられている。
 もちろん、それらのデータの整理は建太郎一人の手でやったわけではなく、宅本建太郎の秘書である杏咲琴美らが、情報収集と情報分析したものだ。
 建太郎自身は、大まかな構想を打ち出しただけで、詳細な計画はすべて、琴美たちが練ってくれた。今だって、読んでいる原稿は、琴美が用意してくれたものだ。建太郎が独力でこんな計画を打ち出そうとしても、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣には、鼻先で笑われていたに違いない。
 建太郎が一通り、計画をぶちまけると、安土副社長らは、うーむ……。と唸って考え込んだ。
 彼らに受け入れられたのだろうか。この計画が受け入れられるかどうか。が、建太郎が宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として受け入れられるかどうかの第一歩と言ってよい。
 とりあえずは、会長兼社長の座についているものの、会社の実質的な経営は、安土副社長ら首脳陣が行っており、建太郎はお飾りにすぎなかった。
 一日も早く、本当の会長兼社長として認めてもらいたいと思っている。
 建太郎が一通りの演説を終えた後で、真っ先に口を開いたのは、安土副社長だった。
「まず、この計画がうまくいくとは思えません。確実に失敗するでしょうな」
「へっ……?」
 真っ先に味方をしてくれるものと思っていた安土副社長が、いきなり、否定の意を示した。それも、厳しい顔で、建太郎が配った資料の束を放り捨てるように机にバチン!と叩きつけながら。
「こんな甘い計画で突っ走るようでは、会社を傾けてしまいますよ。私は反対です。それでもやりたいというのであれば、建太郎会長には、ご自身の進退をかけていただきたいと思います」
「えっ……?」
「もしも、この計画が失敗したら、会長兼社長の座を下りていただくということです。その覚悟がないのならば、計画は直ちに中止していただきたい」
 安土副社長のみならず、他の首脳陣も一様に固い表情でうなずいた。

 ※

「まさか、反対されるとは思わなかったよ……」
「そうですか?反対されるのがデフォルトだと思いますけど?」
 社長室に戻った建太郎が項垂れると、琴美がさも当然の如く、そう言ってのける。
「むしろ、首脳陣が全員、賛成、賛成と煽てていたのでは、会社の経営を傾けてしまいますよ。シビアに計画を見つめることができなければ、首脳陣失格です」
「そうかな……?」
 と建太郎が首を傾げると、傍らに腕を組んで立っていた桜咲胡桃もあっけらかんとして言う。
「当然よ。それに、安土副社長が、なんで、建太郎の計画に反対したのか、考えてみなさいよね」
「なんでって……。計画がお粗末だからだろ?」
「違うわ。建太郎に箔をつけるためだって分からないのかしら?」
「俺に箔をつける?」


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
国土利用計画法:平成二六年六月一三日法律第六九号
国土利用計画法施行令:平成二七年一一月二六日政令第三九二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
農地法:平成二七年九月四日法律第六三号
農業委員会等に関する法律:平成二八年四月一一日法律第二四号
農地法施行規則:平成二八年九月二〇日農林水産省令第五七号
土地区画整理法:平成二八年六月七日法律第七二号
土地区画整理法施行令:平成二八年二月一七日政令第四三号
宅地造成等規制法:平成二六年五月三〇日法律第四二号
宅地造成等規制法施行令:平成二七年一月三〇日政令第三〇号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
都市再開発法:平成二八年六月七日法律第七二号
風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令:平成二三年一一月二八日政令第三六三号
都市計画法施行令:平成二八年一二月二六日政令第三九二号
都市計画法施行規則:平成二八年三月三一日国土交通省令第二六号
行政事件訴訟法:平成二八年一一月二八日法律第八九号
密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律:平成二八年六月七日法律第七二号
地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律:平成二六年六月一三日法律第六九号
幹線道路の沿道の整備に関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
集落地域整備法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
自然公園法:平成二六年六月一三日法律第六九号
都市緑地法:平成二六年六月一三日法律第六九号
生産緑地法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
津波防災地域づくりに関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
津波防災地域づくりに関する法律施行令:平成二七年一二月一六日政令第四二一号
地すべり等防止法:平成二六年六月一三日法律第六九号
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律:平成一七年七月六日法律第八二号
土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律:平成二六年一一月一九日法律第一〇九号
森林法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
土壌汚染対策法:平成二六年六月四日法律第五一号
公有地の拡大の推進に関する法律:平成二八年四月二〇日法律第三〇号
道路法:平成二八年三月三一日法律第一九号
河川法:平成二七年五月二〇日法律第二二号
海岸法:平成二六年六月一三日法律第六九号
港湾法:平成二八年五月二〇日法律第四五号
文化財保護法:平成二六年六月一三日法律第六九号
東日本大震災復興特別区域法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
大規模災害からの復興に関する法律:平成二八年五月二〇日法律第四七号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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資格試験に独学で合格している人はいない

「建太郎。このお題を見てどう思う?」
 と桜咲胡桃が問いかけてきた。考えるまでもなく、宅本建太郎は即答した。
「そんなはずないだろ。俺みたいに頭の悪い奴は、もちろん、独学でなんて無理だけど、胡桃みたいな天才は、独学でも合格できるじゃん」
「あら。私は天才なんかじゃないわ。学校の成績だって大してよくなかったし、大学だって中堅のところを出ているに過ぎないわ」
「うーん。でも、胡桃が、資格スクールとかで勉強している姿は想像できないよ。テキストと過去問をササッとやって、本試験日にしれっと試験会場に座っていて、あっさり合格してしまうイメージだけど。そういえば、アイドルが試験会場にいたら、周りの受験生が動揺するよな?」
「あら、私が司法書士試験を受けた時は、既にアイドルとして名前が知られていたけど、周りの受験生にバレなかったわ」
「えっ?マジで!だって、胡桃はTKB59のセンターだったじゃん」
「受験生はみんな真剣なのよ。周りに誰が座っていようと、気にするはずがないでしょ」
「うーん。そんなものかな?」
「芸能人が隣に座っているくらいで動揺するようでは、真剣さが足りないのよ!真剣にやりなさい!」
 胡桃にピシャリと言われて、建太郎はピクッと背筋を伸ばした。
「はい!分かりました!くるみん先生!」
「それで、お題の話だけど、私だって、独学で合格したとは言えないのよ」
「えっ?でも、胡桃は、女子大生と現役アイドルをやる傍ら、独学でFP、宅建士、行政書士、司法書士に合格したじゃん」
「資格スクールに出入りしているところは見られていないから、独学で合格したと思われるのも仕方ないわ。でも、私だって、司法書士試験は、資格スクールの講座で勉強しているのよ」
「あっ。通信講座か。どこに行くにしてもノートパソコンを持ち込んで、移動中の時間とか、楽屋で待機している時間にコツコツ勉強していたんだよな?」
「そうよ。講義は倍速で視聴していたから、時間を大幅に節約することができたわ。資格スクールに通いながら、勉強していたのでは、未だに司法書士試験には合格できていなかったと思うわ」
「とりあえず、司法書士は、通信講座を利用したにしても、FP、宅建士、行政書士は通信講座さえ利用しないで、完全に独学で合格したんだよね?」
「通信講座は利用していないわ。でも、独学で合格したとは言えないわ」
「どうして?」
「だって、独学で勉強するにしても、利用した教材は、大手資格スクールのものなのよ。テキストも過去問も予想問題も全部ね。それに、模擬試験や答案練習――答練は、受けているわ」
「へえ……。模擬試験とか答練を受けているんだ?大手資格スクールで開催しているやつだよね?」
「そうよ。本気で合格を狙っている受験生は、独学でも大手資格スクールの模擬試験とか答練は受けているものよ。大手資格スクールの模擬試験とか答練は本試験での的中率が高いわ。知っているのと知らないのとでは、本試験での正答率が違ってくるし、一点、二点で合否が左右される資格試験では、かなり不利になってしまうのよ」
「模擬試験とか答練って重要なんだ?」
「一番重要なことよ。できれば、大手資格スクールの模擬試験、答練は全部受けるべきなのよ。大手資格スクールをはしごすべきよ」
「うーん。お金がかかるなあ……」
「投資よ。自分に対する投資をケチってはだめよ」
「そうだよな。『自分に対する投資をケチらない』胡桃もそうやって、勝ち抜いてきたんだよな。アイドルとしても、資格試験の受験生としても、それに、開業者としても」

「話を戻すわ。私がFP、宅建士、行政書士に独学で合格したのはどうしてだと思う?」 「それは、胡桃が頭いいからだよ。胡桃は自分のことを平凡と思っているかもしれないけど、本当の凡人の俺から見れば、やっぱり頭いいなって思うよ」
「ブー!不正解」
「うん?どうして?」
「私が、独学で合格できたのは、大学の授業をしっかりと受けていたからです」
「あっ。胡桃は法学部だったんだよな。だから、宅建試験とか行政書士試験レベルならば、大学の授業をしっかりやれば、合格できると」
「そうよ。もしも、私が別の学部に通っていて、法律のことをまるで知らなかったら、さすがに、行政書士試験には、独学で合格することはできなかったと思うわ」
「『法律系の入門資格!簡単!独学で合格できる!』なんて言われているけど、実際、本試験問題を見てみると、めちゃめちゃ難しいもんな。行政書士試験は。宅建試験みたいなクイズ的な問題が出されることはまずない。法律の素人が独学で合格できるはずがないと、俺でも分かるよ」
「そうね。要するに何が言いたいかと言うと、資格試験の講座を利用しないで独学で合格した人は、本当に、何も知らない状態から合格したわけではなく、どこかで勉強していて、予備知識がある場合がほとんどだということよ」 「例えば、大学の授業とかだね」
「そうよ。それに、実務に関わっているとかね。白紙の状態から、完全に独学で合格したのならば、それこそ、本当の天才よ。百年に一人の天才と言われてもよいと思うわ」
「胡桃も、百年に一人の美少女だもんな」
「ねえ。私のことを煽てているの?」
「うん?本当のことを言っただけだけど?」
「私のことを煽てれば、やらせてもらえるとか考えているんでしょ!『建太郎。好きよ……』とか、べたべたしてもらえるとか考えているでしょ!」
「そんなこと考えてねえ!」



なぜ、資格スクールで勉強するのか?

 建太郎は、資格スクールのパンフレットの山を前にして溜息を漏らした。
「で、大手資格スクールの講座を選ぶにしても、たくさんあり過ぎで、どれがいいか分からないんだよね」
「とりあえず、資料を取り寄せて気に入ったのを選べばいいということになるけど、パンフレットなんて、どれも、都合の良いことしか書かれていないのよね。だから、鵜呑みにはできないわ」
「だよな」
「講座の質に関しては大して違いがないと思うのよね。大きく違ってくるのは、やっぱり、『模擬試験とか答練』よ」
「うん?」
「資格スクールの講座を利用する目的は何だと思う?」
「そりゃ……。資格試験に合格するためだろ?」
「そんな漠然とした目的で資格スクールの講座に申し込むのでは、お金をどぶに捨てるようなものよ。もっと突き詰めて考えなきゃ」
「えっ?じゃあ何のためなんだ?」
「資格スクールの講座では、テキストを元にして講義が行われるわけでしょ」
「うん。そうだな。講師がテキストに沿って、板書したり詳しい解説をしたりするんだよな」
「つまり、テキストの内容を解説するのが資格スクールの講座よね」
「うん」
「ということは、講師の話を聞かなくても、独力でテキストが読めるならば、講義なんて聴かなくてもいいのよ。私たちが出ている『ライトノベル小説で学ぶ基本テキスト』のシリーズを読むだけでも十分よ」
「うん。まあ、そりゃそうだな」
 さり気ない宣伝だよなと、建太郎は思わず、クスッと笑ってしまう。すると胡桃は、眉間にしわを寄せながら、
「何、ニヤニヤしているのよ!重要な話よ。たまに、こう考える人がいるわ。
『高いお金を払って資格スクールに通って、講義を聴いていさえすれば、どんな難しい資格試験でも合格できる』
 まさか、建太郎はそうは考えていないわよね?」
「えっ……。違うの?」
 建太郎が目を丸くすると、胡桃は、たちまち、頬を膨らませた。
「資格スクールの講座は、小学生向けのものではないのよ。講師が生徒一人一人に寄り添って、手取り足取り構ってくれるわけではないわ。講義を聴く傍らで、自主的に勉強することが前提なのよ」
「えっ?そうなの?資格スクールに通っているだけではだめなのか?」
「当然よ。何が必要は分かるでしょ?」
「過去問を解くこととかか?」
「そうよ。問題演習ね。資格スクールの普通の講義では、テキストを解説するだけで、問題の解き方とかを解説しているわけではないのよ」
「問題の解き方とかを教えてくれるのが、答練――答案練習だというわけか?」
「答練にしても、既に過去問を解いていることを前提にして話が進められて行くものよ」
「ということは、講義を聴く傍らで、過去問の勉強も並行してやらなきゃダメだということか」
「そうよ。資格スクールの普通の講義を聴いているだけで、過去問は一切やっていませんと言うのでは合格できる訳がないわ」
「講義を聴くだけでも時間が取られるのにその上、過去問もやるなんて大変だよな。過去問は、どれくらいやればいいんだろう?」
「過去問は、暗記するものです」
「はあ……?」
「何度も何度もやり込んで、暗記してしまうべきものよ」
「問題も答えも暗記しろってか?」
「そうよ。解説もね」
「答えを覚えてしまったら、問題演習にならないじゃん?」
「過去問は問題演習のためにやるものではないわ。本試験の出題傾向とかパターンを記憶するためのものよ。問題演習は、模擬試験とか答練でやるものなのよ」
「だから、胡桃は、『模擬試験とか答練』を重視するんだね」
「そうよ。普通の講義がメインで『模擬試験とか答練』は金魚のふんみたいにおまけでついているような講座は論外だわ」
「そうなると、やっぱり、大手スクールの講座から選べってことか?」
「そういうことになるわね。自分に対する投資をケチってはだめよ」



通信講座で資格試験の勉強をするメリット

今から資格試験の勉強をするなら通信講座がおすすめです。
資格のスクールが近くにあるという方でも、通信講座で勉強したほうがいいと思います。スクールに通うことと比べて、メリットが大きいからです。
通信講座で勉強するメリットは以下の3つ。

1、どこでも勉強できる
ノートパソコンで講義を聴くならば、自宅はもちろんですが、会社や大学などでも休み時間とかに講義を聴くこともできますね。隙間時間を活用できるので、時間がない人でも勉強できます。
スクールに通うと勉強時間が決められてしまうので、その分大変です。

2、何度でも勉強できる
講義って、一度聴いたら、それでOKって思っていませんか?初めて法律の勉強をするなら、一度だけ聞いただけでは頭に入らないですよ。繰り返し何度も聴く必要があります。
通信講座なら何度でも聴き直せますが、スクールに通うと、基本的に一回しか聞けないので、損ですよ。

3、好みのスピードで勉強できる
パソコンの動画で講義を聴く場合は、倍速にして講義を聴くこともできます。そうすることで、勉強時間を短縮できてしまうんです。
スクールに通う場合は、勉強時間の短縮は出来ませんから、通信講座に比べて損ですね。

というわけで、私は、通信講座で勉強することを強くお薦めしています。


通信講座は講義、テキスト、過去問、模擬試験の4つをチェックして選ぼう

通信講座を選ぶ際は、講義、テキスト、過去問、模擬試験をチェックしましょう。

1、講義
分かりやすい講義かどうかが重要です。大手のスクールでは、公式サイトで講義のサンプル動画が見られますから、申し込む前にチェックしましょう。また、講師の評判を手がかりに選ぶのもよいでしょう。有名な講師にこだわる必要はありません。大手のスクールならば、名前が知られていない講師でも、分かりやすい講義を行う講師が多いです。

2、テキスト
テキストは、分かりやすさと、合格に必要な情報がしっかり網羅されているかどうかがポイントです。あまりに薄すぎてもだめですが、分厚すぎても消化不良で、合格が遠のいてしまうことになりますから要注意。

3、過去問
過去問は、単にクイズ感覚で解いていくものではなくて、解説を読むことが大切です。問題の正否だけでなく、根拠となる条文や判例、さらに、関連する論点も述べられていることが望ましいです。

4、模擬試験・答練
模擬試験・答練は、必須です。過去問以外の問題を解くという意味でも大切ですし、本試験と同じ条件の下で取り組み、時間配分などを確認することも重要です。できれば、自宅受験ではなく、スクールの校舎に通って受験することが望ましいです。

資格スクールの中でも、実績が十分にあるスクールを厳選して紹介しています。スクール選びの参考にしてください。


迷ったら、LECを選んでおこう


LEC東京リーガルマインドは、法律会計資格関係のスクールとして最大手の学校の1つです。資格試験合格のための講座、教材(テキスト、過去問)、模擬試験がすべて完璧にそろっています。
どのスクールで勉強したらいいか迷っているが、最高の講座を受けたいと考えているのでしたら、LECを選択しておけば間違いありません。
公式サイトでは、講義のサンプル動画なども見られますから、受講前に一度参考にしてみてください。




クレアールは、資格試験合格のために本当に必要なことを取捨選択し、徹底的に叩き込んでいくという特色のスクールです。合格に必要なことだけを徹底的にやるという点については、どのスクールでも同じですが、クレアールほど徹底している学校は他にないと思います。
特に、一通り勉強したけど、なかなか合格できないベテラン受験生の方はクレアールで再度勉強しなおしてみるのもいいかもしれません。
資格★合格クレアール
バリュープライスで資格試験の合格を目指せる映像講義




伊藤塾は、司法試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験に強い資格スクール。伊藤真試験対策講座(通称シケタイ)の著者として知られている伊藤真氏が塾長です。
効率的に試験合格を狙えることはもちろんですが、それだけにとどまらず、合格後も実務で活躍できる法律知識を身につけることができます。
法律について深く学びたいという方にはお薦めのスクールです。
法律資格・公務員試験のスクール【伊藤塾】




通信教育のフォーサイト は通信講座に特化した新しいタイプの資格スクールです。
やはり、大手のスクールに比べると、受講料が安いです。ただ安いだけでは不安ですが、フォーサイトは、通信講座に特化することで余計なコストがかからないため、大手に比べて、安い価格で講義を提供できているとのこと。
中堅資格の場合、独学はきついけど、大手のスクールに通うのは大げさすぎると感じる方も多いと思います。そんな方は、フォーサイトのような通信講座に特化したスクールを利用するのがちょうどいいです。
講義内容も大手のスクールと遜色ないですから利用しないのはもったいない!




資格スクエアはITを屈指した新しいタイプの資格スクールです。
予備校や通信教育、Eラーニングとは少し違ったタイプの資格スクールで、特許取得済みの「資格スクエアクラウド」と「脳科学ラーニング」による革新的学習システムを利用して勉強するとのこと。資格スクエアクラウドというのは、合格者の思考方法を見える化して、その思考を真似て勉強しようというもの。脳科学ラーニングは、脳科学の最新の研究を反映させた教材で、反復して勉強しようというもの。資格試験の勉強方法を一新させてくれそうな新進気鋭の資格スクールです。
合格者のビッグデータに乗れ!【資格スクエア】の学習システム!



テレビの情報番組を見る感覚で資格試験の講義を視聴できるというコンセプトの通勤講座 。通信ではありません。通勤です。通勤時間を利用して勉強できるという意味も含んでいるんですね。
司法書士試験のような難易度の高い資格試験ですら、スマホで手軽に学習できる構成の講座と教材になっています。いつでも携帯しているスマホを利用して、短時間で効率よく勉強したい方にはお勧めです。